2019-01-01から1年間の記事一覧

2か月後の「なぜ博士課程にいるのか?」

〇 ご無沙汰してしまいました。 怒涛の5月が終わり、心に余裕の生じた6月は少し基礎体力作り的なものに時間を割きつつ、来週末にコースの発表があるので、「さて進捗ありませんがどうしますか」状態で今この記事を書いています。 進捗報告のコース発表なので…

Volkmer, I. (2003). The Global Network Society and the Global Public Sphere.

〇イントロ Volkmer, I. (2003). The Global Network Society and the Global Public Sphere. development. 46:1; pp.9-16. 今回の論文は、国際的な公共的領域に関する議論を扱ったものです。 著者は、ハーバードやLSEで教鞭をとってきた人で、デジタルコミ…

角倉一郎『ポスト京都議定書を巡る多国間交渉:規範的アイデアの衝突と調整の政治力学』(法律文化社、2015)

〇イントロ ブログを週一ペースで書きたいと思ってましたが一か月で挫折しました笑 うまくいかなかったので、何かやり方を考えないといけないですね。 とりあえず今回は、院生勉強会の第三回に向けて、メモを残しておきます。 今回の論文は、外交交渉を分析…

レビュー論文の読み方・扱い方

※とりとめもなく書いてしまったので、先に結論を。レビュー論文を読みながらも、具体的なリサーチクエスチョンをひねり出せず、理論をぐるぐる回って抜け出せなくなったら、そのレビュー論文の中から、えいやっと扱う理論・概念を決めてしまうのも一つの手で…

J. Gunning "Social movement theory and the study of terrorism" (院生勉強会企画1)

〇まずは余談から なんとか無事に学振の学内〆切に間に合い、学会ポスター発表も終えることができました。 ポスター発表については、まだまだ小さな学会ですが、蓋を開けてみれば奨励賞をいただき(発表者は他にあと数人だけでしたが)、いろいろとフィードバ…

なぜ博士課程にいるのか?

これを書いている現在(2019年5月6日)、学会発表と学振の締め切り前で、本当にこんなことをしている場合ではないわけですが、ここのところずっと考えていて大切なことだと思ったので、書き残しておきます。 我々、生きていればその都度、自分が今やっているこ…

自分が修士一年の時点で知ってたらよかったと思うブログとか本とか

※この記事は、コースの飲み会で酔った勢いでなされた約束に基づいて書かれています。先生!とりあえず一本目は書きましたよ! 何を書こうかちょっと考えたのですが、これから研究が始まる修士一年生や修論を控える二年生がいるので、エラそうな目線で自分が…

新学期始まりました

後期課程ともなると新学期だろうが何だろうがあまり関係ないんですが、それでも、研究室の古株になもなると、院生室や所属コースへの受け入れなどで、仕事も多少なりとも増えます。 そんな中、深夜バイトを始めるという意味不明さ。仕事は銭湯のお風呂掃除で…

読書メモ 山下範久編著『教養としての世界史の学び方』(東洋経済新報社、2019)

山下範久編著『教養としての世界史の学び方』(東洋経済新報社、2019) ツイッターで編著者の山下先生や執筆者の石川先生が呟いて宣伝しておられた。 見抜かれてしまった。でも、ビジネスパーソンにとっても、仕事の質が上がるほど、本質的に必要なのはこっち…